■シエルラウム■

 シエルの指先が、形を確かめるよう俺のを撫でる。
 焦らすみたいに、触れるか触れないかの距離で触られ、体が震えた。
【ラウム】「んっ! はぁっ……」
【シエル】「くすぐったい? ラウムはどれくらいの強さでされるのが好きなんだろうね。どこが一番感じるんだろ」
 探るように、いろんな箇所へと指を這わして、強く弱く撫でていく。
【ラウム】「はぁっ……あっ、シエル……っんっ!」
 するなら普通に擦りあげてくれればいいのに。
 そう思う反面、シエルが俺のことを知ろうとしてくれているのが伝わって、知られる恥ずかしさと知って欲しい気持ちが入り混じる。
【ラウム】「ぁっっ! ん、んぅっ」
【シエル】「優しくしても、すごく感じてるみたい。敏感なんだね……」
【ラウム】「はぁっ……違っ」
【シエル】「違うの? じゃあ、俺の手だから、感じてくれてる……とか?」
 自分の手と人の手とじゃ、全然違う。
 シエルは俺のことを知ってくれている大切な相手だ。
 素直に曝け出してもいいと思える相手。
【ラウム】「はぁっ……あっ……んっ」
【シエル】「もっと、声出していいよ。……それにすごい、溢れてきてる」
 先走りの液をシエルの指先が拭い取る。
 それをまた先端に擦りつけ撫で回された。
【ラウム】「はぁっあっ! んっ……んぅっ!」
【シエル】「どんどん溢れて……気持ちいいんだ? イっていいよ」